佐々木養魚場の歴史
創業は江戸末期天保2年(1831年)、入谷160番(現在の台東区入谷)。初代 佐々木一三郎が借地で始めたものでした。
一之江への移転は先代 佐々木正雄の分家と、大正12年の関東大震災による影響で、道路拡張工事が始まり、入谷の金魚養殖池が用地買収されたことがきっかけでした。

大正時代、入谷にあった佐々木養魚場の写真
(1枚目の左端に写る小さな子供が佐々木正雄と思われる)
(1枚目の左端に写る小さな子供が佐々木正雄と思われる)
佐々木養魚場だけでなく、入谷にあった多くの金魚養殖業者が一之江へ移転することとなり、昭和の一之江は金魚の名産地となりました。




当時の一之江は電気、水道が不十分な過酷な環境
台風の被害で複数の池が繋がってしまうことも
台風の被害で複数の池が繋がってしまうことも
一之江で生産された金魚は上野や六本木等へ桶で運び、駅前で販売していました。

一之江は昭和30年頃の最盛期には金魚養殖業者が30軒余存在しており、佐々木養魚場も先代 佐々木正雄による地主との直接交渉で養殖池を徐々に拡大させていました。
現在は金魚養殖池を茨城県常総市へ移転、水田に囲まれながら金魚の養殖を続け、一之江の店舗へ届けています。




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